電子情報通信課程 計算機実習I

第6回プログラミングの基礎(2)


0.はじめに・復習

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1.for文による反復

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2.while文による反復

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3.プログラミングとは?Pythonとは?

ここまで大急ぎで,Pythonによるプログラミングを体験してきた. 本実習ではもう最後だが,これからのカリキュラムではプログラミングは避けて通れない道なので, 順番は前後したが,プログラム/プログラミングとはなにか,Pythonはどんな言語かについて, 簡単に解説し,参考リンクを紹介しておきたい.

今後の情報系の実習や講義に参考になると思う.

2.1 プログラムは手続き書である

プログラムとは,仕事の手続きを記したものだ. 料理で言えばレシピ.最近はIoT電子レンジがレシピをダウンロードして, その通りに火加減とタイマーを設定してくれたりする. まさにそれがプログラムである.

コンピュータはひとつのステップを限りなく正確に高速に行う. なので,手順書であるプログラムを実行すれば同じ働きをする.(してくれないととても困る) しかし,手順書の書き方がまずいと,わざわざ必要もないことをしたり, 経なければならないプロセスを飛ばしたり,意図せぬ動きをする. しかしそれは,コンピュータがプログラムに書かれたこと忠実に実行した結果であり, コンピュータは悪くない.悪いのはプログラムである.

コンピュータ単体の計算能力は限界があり,多少改造を加えたところで向上するのは せいぜい数倍のオーダ-である. しかし,プログラムの集合体であるソフトウェアがトータルに向上すれば,数百倍, 場合によっては数千倍というオーダーで効率を稼ぐことができる. グローバルネットワークの時代に突入している現代社会では,今まさに,ネットワークを含めた安全性, 安定性,効率をトータルにプランニングする能力が,世界的に求められているといってよいだろう.

それもこれも,全てはプログラミングの第一歩から始まるのである.

以下に,参考サイトを挙げておく.

2.2 プログラミング言語の要点は基本ルール,分岐,繰り返し,関数である.

前回すでに述べたが,もう少し詳しい述べたい.

プログラミング言語の設計思想にも依存するが,PythonやJava,C言語等, 現在主流として使われている言語のほとんどは手続き型で関数を中心とした言語である. このタイプの言語は,「ルール・分岐・繰り返し・関数」という4つの要素を把握すれば, ほぼ使えるようになる. これらは言語の形態や類型ではないが,学習する上でのポイントだと思ってほしい.

2.2 Pythonは大人気のインタプリタである

Pythonの特徴は検索すれば山ほど出てくる. 大まかだが,Pythonの特徴をまとめると,次のようになるだろう.

以下に,Python関連のサイトを紹介しておく(一部紹介済み).

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4.テストの準備・注意

<今回の課題> ← 本文を読んでから


[無関係とは言えなくもない美しい数式]: \( f(x)=\sum\frac{4}{\pi}\cdot(2n-1)^{-1}sin{(2n-1)x}=\frac{4}{\pi}\{sin(x)+\frac{1}{3}sin(3x)+\frac{1}{5}sin(5x)+\cdot\cdot\cdot\}\ ) :矩形波のフーリエ級数展開

2020-07-10 by Kobori Satoshi, Fujii Daisuke